4月2日 旧暦では 3月3日の大安。 お雛祭りです。

桃の節句といいますが、東北の宮城県ではようやく梅が見頃となりました。

この節句のはじまりは、古来中国・三国時代の魏の頃・伝わったものだそうです。
西暦200年のころでしょうか、

「上巳の祓(じょうしのはらえ)」といい三月上旬の巳の日に川で身を清め不浄を祓うが、人形に邪気をとじ込め川に流す「流し雛」などの風習が、江戸の頃よりお雛様のかたちになってきたそうです。

中国から日本へ伝わってきたものはとても多く、日本古来なんて思っているとたいがいは、大陸から入ってきたものを日本風にアレンジしたものたっだりします。文字や仏教をはじめとして、中国が長い間お手本になっていたのだとおもいます。

この旧暦3月3日、調べてみておもしろいなぁ、と思ったのは

中国では農村で使う旧暦を農暦というのですが、農暦3月3日は邪気祓い、お墓詣りを兼ねて踏青(とうせい・野遊びやらピクニックやら)を行い、春を楽しむ行事となっているようで、

ミャオ族やチワン族などの少数民族では伝統歌唱のお祭りの日でもあり、

韓国ではサムウォルサンチンナルといい、お菓子を作って、春の野原で食べて歌って一年の恵みを感謝する行事があるそうで、

日本では、沖縄県や八重山諸島・宮古島諸島のほうでは、「浜下り」といって大潮に合わせ海浜へでかけ、海水で身を清め厄払いする伝統行事があります。家族や同僚とBBQをしたり、仲間との宴を楽しむ日でもあるんですね。

八重山毎日新聞に載ってました。http://www.y-mainichi.co.jp/news/24675/

アジアの風習はなにげにつながっています。  ようやく来た春を楽しむ人々の様子が浮かんできます。

青を踏んで 春を感じる  いいですね~