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宗 教 about  religion


世界には様々な宗教が存在しています。

上のマークはすべて宗教のシンボルマークです。


左からキリスト教・ユダヤ教・ヒンドゥー教・イスラム教・仏教
下の段では、シーク教・バハーイ教・ジャイナ教・
神道となります。

肌身離さず身に着けて入れるようお守りやペンダントのモチーフになっています。

一体、世界にはどのくらいの宗教人口がいるのでしょうか。 統計によると、世界総人口の約70億人の内、
約22億人がキリスト教信者(33.4%)、約15億人がイスラム教信者(22.2%)、約9億人がヒンドゥー教信者(13.5%)といわれています。


日本で宗教といえば、仏教や 神道を思い浮かべますが、世界の人口から見ると信者数は僅か6%なのですね。


仏教は、おもにアジアの地域である中国・日本・タイ・ベトナム・ミャンマー(ビルマ)・韓国・スリランカ・台湾・カンボジア・インドに広く分布しています。
多数の国にまたがって存在する世界的宗教としてキリスト教、イスラム教と共に「世界三大宗教」とされといます。






世界の宗教人口割合

宗教 人口 割合
キリスト教 2254000000 33.4%
イスラム教 1500000000 22.2%
ヒンドゥー教 900000000 13.5%
無宗教 769000000 11.4%
中国の伝統的宗教 387200000 5.7%
仏教 384000000 5.7%
土着 270300000 4.0%
無神論 148300000 2.2%
新宗教 107000000 1.6%
シーク教 23800000 0.4%
ユダヤ教 15090000 0.2%
心霊主義 13660000 0.2%
バハーイ教 7860000 0.1%
儒教 6410000 0.1%
ジャイナ教 5570000 0.1%
道教 3370000 0.1%
神道 2780000 0.0%
ゾロアスター教 180000 0.0%
その他 1340000 0.0%
合計 67496000000  

資料【百科事典「ブリタニカ」年鑑2009年版】



宗教を理解することで見えてくる世界

アニミズム 自然崇拝

宗教はアニミズムやシャーマニズムのような自然崇拝から多神教、そして一神教へと進化したという説があります。アニミズムを「霊的存在への信仰」とし、19世紀後半、イギリスの人類学者、E・B・タイラーが著書
『原始文化』(1871年)の中で使用し定着させました。日本語では「汎霊説」、「精霊信仰」「地霊信仰」などと訳されています。キリスト教が先進のものというヨーロッパの視点から、アニミズムはかつて原始的な未開社会のものであると考えられました。


有史以前は、人や動物・山川草木すべてのものに霊が宿り、森羅万象に霊的なものが存在していると
信じられていたようです。それらを敬い大切にして人々は暮らしていました。天を仰ぎ、太陽を拝し、夜の闇を恐れつつ、月の満ち欠けが生命と連動していると感じていたのでしょうか。
時に自然の力は想像を超える姿で目の前に現れます。未知なる自然の猛威に、人は只々祈りを捧げ生きていることを感謝したのではないでしょうか。


古代遺跡の埋葬品からも死者を弔う習慣が伺えます。「人は死んだら何処へ行くのだろう。」・・・古代人も
そう考えたのではないでしょうか。
死者の霊は自分たちの住むシンボリックな山や杜にいて時々帰ってくると考えられたり、輪廻転生の生まれ変わりなど、土着の信仰が多数存在していたと思われます。

先祖の霊を祀り、拝する信仰は日本人にとって身近な宗教儀式と云えます。「八百万の神」などと言われるように日本の神道などもアニミズム的な思想的背景を持ち、森羅万象に神が宿ると信仰されています。

 

宗教はさまざまな表現形式を通して時間や空間を超えて伝えられています。
神話や伝説、教典の内容や教義は口伝や詠唱、詩、書物を通して伝わります。
また、通過儀礼や年中行事などの儀礼を通して伝えられたり、生活習慣や文化の中に織り込まれる場合もあります。
絵画や彫刻などの芸術・音楽・舞踏・建築などを通して人々の暮らしに自然と溶け込んで浸透していきます。